PRISMの正式リリースにあたり記者会見を行いました
クラウド型製品開発プラットフォーム『PRISM』の正式版提供開始にあたり記者会見が行われました
~製品開発データの「整理」と「共有」でハードウェア製品開発の効率化を実現~
株式会社Things(本社:東京都品川区、代表取締役:鈴木 敦也、以下「当社」)はクラウド型製品開発プラットフォーム「PRISM(プリズム)」の正式な提供開始に伴い、記者会見を実施したことをお知らせいたします。
1、記者会見の概要
2023年5月31日に、六本木ヒルズ森タワーにて、『PRISM』の正式版提供開始に伴い、記者会見が行われました。当社の代表取締役CEO 鈴木敦也より、会社と提供サービスについての説明、動画によるデモンストレーション、『PRISM 』により期待される効果についての説明がなされました。
2、開発の背景
製造業における製品開発の過程では、CADや図面、部品構成、価格情報、品質情報、工程など様々な情報が、多岐にわたるフォーマットで日々生み出されます。
製品は企画に始まり設計開発、調達、生産、販売、とバトンを渡しながら完成に近づくため、各部署が必要な情報をタイムリーに入手する必要があります。しかし、部門をまたいだデータ連携を実現するシステム構築には複雑な要件管理と高度なプロジェクトマネジメント、そして多額の開発費用が必要になります。
そこで、これらの製品開発データを「整理」し、誰もが「アクセス」できるプラットフォームをSaaSモデルで提供し、製造業のDXをサポートするために、ノーコードで製品マスタを構築できるクラウド型製品開発プラットフォーム『PRISM』を開発しました。
3、クラウド型製品開発プラットフォーム『PRISM』とは
『PRISM』はノーコードで自社に合わせた部品データモデルを構築し、製品開発情報を一元管理するためのソリューションです。バージョンごとの部品表(Bill of Material)を土台に、各部品に対して図面、仕様、原価、在庫、調達データ、品質情報、製造情報などを紐付ける事で製品マスタを構築、製品開発における部門間の連携をスムーズにします。
4、『PRISM』の主な特徴
①クラウドでBOMの管理を実現
従来社内でバラバラに管理されていたBOM(部品表)のバージョン管理をクラウドで実現し、部門間の情報差異を無くします。全ての変更ログを記録する「変更履歴」や子部品の変更を親部品に通知する「更新通知」、子部品の変更内容を全ての親部品に適用する「一括更新機能」など、強力なバージョン管理機能を備えています。
②外部システムとの連携を低コストで実現
導入されて年月が経つシステムはソースコードがブラックボックス化され、システム間のデータ連携に高額な費用がかかります。そこで『PRISM』は豊富なAPIを備える事で外部システムと比較的低コストで接続できる基盤を提供しています。製造実績データを生産管理システムからPRISMにフィードバックしたり、設計BOMをERPに連携したりといったユースケースを想定しています。
③柔軟性の高いカスタマイズ機能
『PRISM』では豊富なカスタマイズ機能を備えています。企業ごとに違う設計フェーズや、部品ごとに異なる属性項目の設定が行えます。入力ミスを減らす「セレクト方式」のデータ型にも対応し、ユーザーが使いやすいシステムの構築が企業内で完結します。属性項目を追加する度にベンダーに開発依頼が無く、現場手動のデータ活用を促進します。
正式版のリリースの発表にはたくさんのメディア様にお越しいただきました。
会社概要
2021年9月に創業したスタートアップ企業であり、2023年3月にはグローバル・ブレインなどから総額2.2億円の資金調達を発表しました。かつて日本の経済は製造業が牽引していた「あうんの呼吸」で統率が取れた日本の経営手法のように目標はモノづくりの過程で生まれるデータを保管・整理し 誰もが自由に扱えるプロダクトを創る事です。モノづくりに携わる全ての人が同じ景色を共有し 再び「あうんの呼吸」で優れたモノが世に生み出される世界を目指していきます。
名称:株式会社 Things(英語表記:Things, Inc.)
所在地:東京都品川区西五反田7丁目22-17 TOCビル7階56号
代表者:代表取締役CEO:鈴木敦也
設立:2021年9月
事業内容:クラウド型製品開発プラットフォーム『PRISM』の開発・運営